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Aterm WX11000T12のWi-Fi 6EでNAS DS923+にアクセスしたら転送速度は上がるのかをレビュー

Aterm WX11000T12のWi-Fi 6EでNAS DS923+にアクセスしたら転送速度は上がるのかをレビュー

以前、SynologyのNAS DS923+を購入し、10GbEの有線環境を整えたことを紹介しましたが、気になっていたNECの無線ルーターAterm WX11000T12を購入し、Wi-Fi 6Eでアクセスした場合も試してみたので紹介します。

現在のNAS DS923+の環境

今までの我が家のネットワーク環境は、親機の「Aterm WG2600HP3」から有線でTP-Linkの10GbEのハブ「TL-SX105」に接続し、そこからDS923+に10GbE接続。

さらに「TL-SX105」からOWCのThunderboltの10GbEのイーサーネットアダプター、AnkerのThunderbolt 4対応の85W入力ができるハブを介して、WU4/H1のThunderbolt 4で電源供給と10GbEの有線接続の両方を確立しています。

正直、これでほとんど完成形で、パソコンでNASを使用する場合に、SATA接続のSSDよりも速度が出るくらいのパフォーマンスが発揮できていました。

※記事をアップするのを忘れていましたが、HDD20TB2本が届き、6TB×2、20TB×2のSHRで組んでいます。

 

Aterm WX11000T12を買った理由

NAS環境は、現状ほとんどこれ以上いじる必要はなかったのですが、WU4/H1ってWi-Fi 6Eに対応しており、無線で作業してもサクサクになるかなと思って今回、Aterm WX11000T12を購入するに至りました。

本当はDS923+を買う前のDS218+をメインで活用していた時に、WU4/H1のWi-Fi 6Eのアンテナは2ストリームなので、2.4Gbpsに対応。DS218+は公式では認められていませんが、2.5GbE対応アダプターを使えば、2.5GbEにできるので、ちょうどいいのではないかという考えで始まった構想でした・・。はい、DS923+を10GbEの有線で接続している現状ではほとんど意味のない改良。笑

でも、楽天のSPUが減ることやちょうどセールやクーポンなどを駆使することで、実質3万3千円くらいになったので、買っちまったんだ。

他にもいい買い方があるかもしれませんが、私の中では楽天のヤマダ電機がクーポンなどの割引もあって最安に買う方法じゃないかと思っています。2か月ぐらい値段の動向見てましたからね。

 

多分BuffaloのWXR-11000XE12にしなかったの?って声が出てきそうですが、Buffaloの無線ルーターで2回初期不良にあったこともあり、最近はNEC派。

実家ではBuffalo使ってますから、たまたまだと思いますが、NECはあれこれできない代わりに安定性が抜群って感じがしています。

 

Aterm WX11000T12のレビュー

届いた箱は普通の無線ルーターの親機に比べると一回り大きいです。

 

中身もめちゃくちゃ大きいです。

 

WANとLAN1つが10GbEに対応。

ちなみに我が家のネットはまだ1Gで10Gに対応していません。

 

親機を完全に入れ替えると各部屋のアレクサやスマートリモコンに支障をきたします。特に我が家は3階建てで2階のダイニングに親機があり、2階のリビングのテレビ裏、3階の寝室、1階の風呂場の天井裏の3か所にWG2600HS2を中継器・子機として置いており、すべての設定を完全変更するには、夜の9時から始める作業としては結構しんどいので、親機をWX11000T12に変更し、有線ブリッジで今までのWG2600HP3を接続することで、仮接続状態にすることにしました。

 

ちなみに接続は超簡単でした。WANのコードを入れ替えるだけ。

久しぶり過ぎてIDやPW入れないといけなかったっけ?と思っていましたが、差すだけであとは自動で判別してIPv6なども自動でいけました。

キャプチャーしていませんでしたが、WG2600HP3の時はV6プラスになっていたのに、WX11000T12に変更したらIPv6オプションになっていました。我が家はBIGLOBEなのでIPv6オプションで正解ですが、なぜV6プラスだったんだろうという疑問。ちなみにWX11000T12でV6プラスに変更したらネット接続できませんでした。

 

Aterm WX11000T12に変更した結果

WX11000T12に変更した結果、まずはネットの速度。

から

 

から から

 

と大幅に上がったように思えます。

親機を入れ替えるのに10分ほどかかりましたが、ほとんど時間差はなく、Wi-Fi5の2ストリームは866Mbpsですから、必要十分なのですけどね。

 

そしてNASへの転送速度は

という結果に終わりました。2.4Gbpsなので300MB/Sくらいのスピードを期待したのですが、そこまでは伸びませんでした。書き込みは162MB/Sでているので、こちらはWi-Fi5では理論的には108MB/S出るかどうかなのでWi-Fi 6の効果はあるようです。

こちらはほぼ同じ時間に試した有線の10GbEです。圧倒的ですね。

 

WG2600HP3の結果もキャプチャーしたはずですが、どこに行ったのかわからないので後から更新します。

参考にDS218+の1GbEとWG2600HP3で接続したものは

なのでこれよりかは使えそうです。

 

Aterm WX11000T12の電波の届く距離

ちなみに電波の届く距離ですが、バンドステアリングをONにして2.4G帯も使えば3階は余裕でした。しかし、バンドステアリングをオフにして5G帯だけだと、障害物の影響を受けてしまいますね。

ただ、お風呂場はユニットバスで天井や壁にマグネットがつくようにされていることもあり、電波の入りはかなり悪いです。

軽くネットを見る程度なら使えないこともないけれど、動画を快適にみるには中継器が欲しいかな。

 

まとめ

Wi-Fi 6E対応のWX11000T12を購入しました。

インターネットが10Gに対応した人なら、問題なくおすすめできる商品。

ただし、NASの転送速度を上げたくてWi-Fi 6対応機種を購入するのなら、どうにかして有線を這わせる方法を模索した方がいいです。

また、お家が広くてネットが部屋の端まで届かないって人は、ネットが10Gに対応しており、資金に余裕があるのならこのWX11000T12を2台もしくは複数台買うのがいいでしょう。

しかし、4万近くの機械を何台も買う気はないという人は、WX5400HPを複数台買って中継した方がコスパはいいと思います。

むしろ、Wi-Fi 6が要らないのならWG2600HP4は1万円を切っているので、こちらで必要十分だと思います。

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