Synology DS923+のメモリを32GBとSSDキャッシュの効果は?転送速度が上がる

Synology DS923+のメモリを32GBとSSDキャッシュの効果は?転送速度が上がる

SynologyのNAS DS923+を購入し、メモリを32GBに増設して、1TBのSSDでキャッシュを設定してみたので、速度を測ってみました。多分DS920+、今のところ2ベイ運用なのでDS723+、DS720+でも似たような感じになるのかなと思います。

目次

DS923+に増設したメモリ

DS923+に増設したメモリはこちら、v-colorというメーカーのECC対応の16GB×2で32GBのものです。

Synologyの公式には認められていませんが、6月20日時点で19800円とリーズナブル。正規品なら16GB1枚で5万円後半、32GBにすると10万円オーバーなので、DS923+をもう1台買えちゃいます。

非正規品なので自己責任でお願いしますね。一応v-colorってあまり聞かないメーカーですが、LG gramでオンボード8GBにv-colorの32GBを足して40GBで運用していましたが、全く問題なかったです。

 

DS923+のメモリ増設方法

メモリの増設は超簡単。DS923+のHDDの4番スロットを外したらアクセスできます。両側の留め具を両側に引っ張れば外れます。

D4ES02-4Gという品番の物がついていました。こちらは3200MHzで、これから交換するv-colorは2666MHzなので気にされる方がいるかもしれませんが、Ryzen 1600Rは2400MHzでしか動作できないようなので、問題ありません。

 

メモリは2枚が少し重なった感じで取り付けることになります。

 

SSDキャッシュを装着

せっかくM.2スロットがあるのでNVMeのSSDも買いました。DS923+はPCIe Gen3x4なので、PCIe Gen4のSSDを買ってももったいないだけなので、要注意。発熱もやばいですしね。

まぁ、私もTLCのものを買おうと思っていたのに、タイムセールにつられてQLCのものを買ってしまったので、ちょっとミスりましたね。

 

ちなみに、SSDは1枚だけだとリードキャッシュオンリーとなり、読み書き共にキャッシュするには2本購入し、RAID1を組む必要があります。

 

装着も簡単。差し込んで爪で押さえるだけ。

ノートパソコンのようによく持ち運ぶものなら、しっかりとねじ止めする必要がありますが、NASは基本据え置きなのでこれで大丈夫なのでしょう。

DS923+のメモリ増設の効果

とりあえずメモリ増設後、立ち上げてみたところ、エラーなども出ずに正常起動しました。非ECCの場合なのか、非正規メモリだと警告が出ることもあるそうですが、このメモリは大丈夫でした。

 

気になるメモリ増設効果ですが。

まだSSDのキャッシュは設定していません。

1GiBのファイルのRAM4GBの転送速度がやや遅い気がしますが、一気に書き込み速度が上がりました。

 

512MiBのファイルも読み込みは少し遅くなりましたが、シーケンシャルの書き込み速度が劇的に速くなりました。

 

256MiBのファイルでも同様の傾向がみられました。省略しますけど、128MiBも

 

ただ、64MiBまでファイルが小さくなると、書き込みの速度が劇的に速くなるため、ほとんど差は感じられそうにないですね。多分、4GBのメモリでも64MiBのファイル程度なら受け止めてくれるんじゃないかなと。

SSDキャッシュの効果

SSDは装着するだけではだめで、ストレージマネージャーから設定していきます。

 

SSDキャッシュを作成するを選びます。DS923+はSSDをストレージとしても使える用ですが、正規品じゃないと設定させてくれませんでした。

 

2枚買っているので読み書きキャッシュに設定。

 

RAID1で組みます。

 

キャッシュ容量はSSDの性質から50~70%くらいを目安に選ぶのが良いそうなので、550GBにしておきました。

 

これでSSDのキャッシュ設定は完了。

 

SSDキャッシュで転送速度は変わるのか

1GiBのファイルだと若干速度悪くなっていますね。

512MiBのファイルではほぼ一緒ですね。

 

256MiBのファイルもほとんど一緒ですね。

DS923+のメモリ増設とSSDキャッシュの考察

DS923+でメモリを32GBに増設し、1TBのSSD2本でSSDキャッシュを作成して、それぞれCrystal Disk Markで転送速度に違いがあるか測定してみました。

正直、メモリ増設は関係ないだろうと思っていたのですが、書き込み速度がかなり向上しました。10GbEの限界値くらいまで出ています。

SSDキャッシュは正直違いが判りませんでしたが、これは両方とも32GBにメモリを増設した状態だったので、4GBの初期状態ならまた違ったのかもしれません。ただ、また外すのが面倒なのでやりませんが。

 

これらのことから、メモリ増設は転送速度にも影響があり、読み込みはやや落ちるものの、書き込み速度が格段に向上しました。

一応メモリの最大搭載は32GBまでとなっていますが、32GB×2の64GBでも動くようなので、自己責任で興味がある方はどうぞ。

 

まとめ

昨日やっとAmazonからWD Gold 20TBのHDDが届いたので、今増設中です。4本のSHR状態でまた速度測ってみたいと思います。

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