GoPro HERO7 BLACKを買ったばかりだったのですが、ドイツに行くに際して360度カメラも欲しくなり色々なメーカーを比較していると、Samsungから出ているGear360がコスパがよさそうだったので購入してみましたのでレビューします。
360度カメラが欲しい
全天球型と呼ばれる360度カメラは、まだまだデジカメ部門の中ではメジャーではないですが、1枚の写真で360度見渡せるので、今までにない写真を撮ることができます。
1インチセンサーなどの大きなセンサーの綺麗な写真ももちろん好きですが、旅を記録するうえで360度カメラはかなり魅力的でした。
有名なブランドとしてRICOH THETAやinsta360などがあり、それぞれのメーカーで特徴があります。
RICOH THETA SC
RICOHのTHETA SCは2万円ほどで購入でき、手軽に360度写真を撮るならおすすめの機種になっています。
しかし、動画がフルHDまでの対応で、YOUTUBEで撮影された動画を見ましたが、なかなか見るに堪えない画質でしか記録ができません。
さらには撮影時間も5分と短く、メモリも内蔵で8GBしかありません。
しかし、起動は1.5秒と高速で、アプリも豊富なので、写真オンリーで使うならよさそうです。
RICOH THETA V
THETAで4K動画が撮影できる機種です。
写真自体はSCとほぼ同程度か、レビューを見ているとスティッチはSCの方が優秀だとの意見もあります。
しかし、メモリは内臓で19GBしかなく、肝心の4K動画を見ましたが、手振れ補正があまり良くないので、PCの画面で見ているだけで酔いました。
また、SCに比べると起動が遅く、電池の減りもはやいとのことで、4万5千円はややきつく感じました。
RICOH THETA Z1
THETAのフラッグシップモデルです。
1インチセンサー搭載で、7K動画が取れる機種です。
しかし、126,900円と気軽に買える値段ではありません。
さらには発売日が延期になって旅行の日程に間に合わないので、そもそも却下。
insta360 ONE X
insta360の昨年出たモデルで動画の手振れ補正が秀逸です。
参考動画を見ると、本当にジンバルを使っているかのような滑らかさがあります。
バッテリー交換やmicroSDにも対応しており、かなり心が揺れましたが写真があまり綺麗ではない。
動画はGoPro HERO7 BLACKで撮る予定で、どちらかと言えば写真メインなので却下。
insta360 EVO
一番新しいモデルのinsta360シリーズです。
折り畳みで360度と180度の3Dを撮影できます。
56,570円とやや高いのが難点です。
これらの中で写真をメインに考えるとTHETA SC、4Kも撮るならTHETA Vとかなり迷っていました。
SAMSUNG Gear360(2017) SM-R210
そんな中SamsungのGear360(2017)のSM-R210を発見しました。
レビューも少なく、THETAのスタイリッシュな見た目に比べると、こけしやてるてる坊主みたいな形です。
しかし、スペックを確認する4K動画対応です。
さらにはmicroSDで記録するので交換可能で、バッテリーは交換不可ですが持ちはよさそう。
それなのに並行輸入品が12,000円と破格のお値段!!
評価が低い原因が、iPhoneなどのiOSには対応していますが、AndroidはSamsungのGalaxyシリーズしか対応していないということでした。
私はGalaxy S9+を使用しており、相性は問題ない!
なんといってもTHETA SCの半額程度で買えるので、ほとんど迷いなく買ってしまいました。
Gear360(2017)のレビュー
AmazonのPrimeなので翌日には到着しました。
並行輸入品ですので英語ばかりです。
4Kの360度動画が撮れる。
360度でライブ配信ができる。
簡単に編集できてシェアできる。
と本当に1万2千円かと思えるくらいのスペックです。
反対側の側面です。
裏面です。
並行輸入品の文字が。
テープで封をされており、新品です。
開封してみたら、厳重にSAMSUNGの紙に包まれていました。
開けたところです。
多分国内版はSAMSUNGの文字がGalaxyになっていると思います。
すべての内容物です。
左上からケース、本体、リングストラップ、本体、充電ケーブルです。
本体の重さはmicroSD含めずに129.1gです。
microSDスロットです。
ちなみに防滴で多少の雨なら大丈夫です。
充電はUSB-Cです。
GoProもスマホもUSB-Cなので、こちらの方がありがたいです。
THETA SCはmicroBなんですよね。
底にはカメラの3脚用のネジがあります。
ここにGoProのマウントも使えるアダプターをかませてあげると、いろいろ応用できそうです。
リングストラップの取り付けるところです。
ボタンはメニュ、電源と下の写真でもわかる録画ボタンです。
液晶画面もあるので、残り枚数や電池の残量が一目でわかります。
リングストラップは底にはめることができて、簡易的に安定させられます。
使ってみた感想・レビュー
桜の季節だったのでさっそく使ってみました。
1回のシャッターで周りのお花見の様子なども綺麗に写っていました。
正直思っていた以上に面白い写真が撮れます。
アップしようかと思ましたが、自分が写りこんでいるのでやめました。笑
4K動画にして桜並木を歩いてみると、多少手振れはあるものの、THETA Vと変わらないくらいじゃないかと思います。
ただ、4K動画の場合、24fpsなので若干カクカクしているように感じました。
THETA SCを買おうかと思っていたのですが、寸前でGear360の存在に気づいて本当に良かったと思えるレベルのクオリティです。
特にGalaxyとの連携が専用で作られているので、全く不満がないレベルで作り込まれています。
Galaxyを持っていて360度カメラが欲しいなら、Gear360一択なんじゃない?と思うレベルです。
360度カメラを使って気づいた点
Gear360に限らずすべての360度カメラに言えることですが、撮影するときに結構目立ちます。
写真程度なら、一瞬腕を上げて撮る程度ですが、動画撮影となるとずっと手に持ったまま歩くので、観光地でもない限り結構人目が気になります。
GoProのようにバックパックマウントなどで胸あたりにつけると、360度が活かせないし、両手をフリーにできないので旅先ではやはり一時的な使い方になると思います。
それでも、街並み全体を写したいときにはかなり役立つと思います。
あと、私は新品のものを買ったらフィルムなどを貼って保護したくなりますが、Gear360はレンズむき出しで落としたら一瞬で傷まみれになりそうなのが気になっています。
まとめ
SamsungのGear360(2017)を買ってみました。
並行輸入品ですが、12,000円とは信じられないくらいのクオリティーです。
Galaxyのスマホを持っているのなら間違いなく買いです。
iPhoneにも対応しており、こちらも試してみるとGalaxyとあまり変わらないくらいでしたので、iPhoneユーザーもメーカーにこだわらないのなら買いだと思います。
Appleは360度カメラ出していませんしね。
スマホのカメラの画質が良くなってきたので、コンデジが売れなくなってきているとのことですが、360度カメラはスマホでは撮れない写真なので買う価値がかなりあると思います。
本当はドイツに行くのにCanonのG7X mark3を買うつもりだったのですがね。
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