5月23日から阪急梅田9階の催事コーナーで開催されている、クレイジージャーニーでおなじみのヨシダナギさんの写真展とトークショーに行ってきたのでレビューします。
阪急梅田のヨシダナギの写真展
5月23日から28日まで、阪急梅田の9階の催事コーナーで、ヨシダナギさんの写真展が開催されています。
しかも料金は無料です。
日時
水・木・日は午後8時まで
金・土は午後9時まで
月の最終日は午後6時まで
場所
阪急百貨店をエスカレーターで9階まで上がると、そこかしこに案内が出ていますので、迷うことはないと思います。
写真展の様子
写真展は写真撮影がOKでした。
初日の13時過ぎに到着したのですが、結構人がいました。
入ってすぐに、ヨシダナギさんの写真集の「HERO」の表紙となっている大きなパネルと、小さい写真が吊り下げられて出迎えてくれます。
この写真展の面白かったところが、少数民族の紹介がレア度などで教えてくれているところなのですが、ヨシダナギさんのプロフィールも同じように紹介されていました。
ヨシダナギさんが行った場所が地図で紹介されていました。
アフリカが圧倒的に多いですね。
少数民族ごとに分けてくれており、見やすい展示でした。
こちらはスリ族の写真です。
アファール族です。
アフロのアファール族は珍しいそうです。
オモマサライ族です。かなりインパクトのあるスケルトンマンです。
写真は全部で70点以上あって楽しめるので、ぜひ会場で実際に見てください。
ヨシダナギさんの写真は色合いが鮮やかすぎて、デジカメだとホワイトバランスがうまく合わなくて、実際の色合いが出せていません。
ちなみにこの方がヨシダナギさんの師匠だそうです。
アフリカのグッズも展示されていました。
ちょっとゼルダの伝説みたいでした。
ヨシダナギさんが実際に使っている旅グッズも紹介されていました。
ヨシダナギのトークショー
14時からトークショーだったので、13時30分に会場に向かったところ、受付番号順に並んでくださいと言われ、私は30番台だったのでかなり早めに会場に入ることができました。
ホールでは自由席で早い者勝ちだったので、前から2番目ですが真ん中付近の場所を取ることができました。
席から見た感じはこんな感じでした。
ちなみにフラッシュはNGですが、写真撮影OKだったので、写真も撮ることができました。
マネージャーさんとの対談形式のトークショーでした。
多分なんどもトークショーやられていると思うのですが、マネージャーさんがいい感じにトークを進めてくれます。
ヨシダナギさんは、クレイジージャーニーで見るのと同じ感じで、マイペースな喋り方といった感じです。
ヨシダさんの幼少期
トークの内容はヨシダナギさんが5歳のころに、アフリカ人に憧れていて、将来自分も大人になれば白人、黄人、黒人と選べると思っていたことが紹介されました。
10歳になった時に区役所の人が、どの人種になるのかボタンを持ってくると思っていたそうです。
アイドル時代
ヨシダさんは中2のころに不登校になって、芸能人所に入ってアイドルをしていたそうです。人前に出るのが苦手だったそうで、辞めたかったそうですが、中卒だからほかに職業もないからと、周りに反対されて辞められなかったそうです。
そして、アイドルを辞めるために、カメラマンさんに相談して、絵がうまいからとイラストレーターになったそうです。
イラストレーター時代
イラストレーターになったからといっても、事務所に所属しているわけではないので、仕事はなく、相談したカメラマンさんに仕事を紹介してもらったりしていたそうです。
しかし、日本の会社のキャラクターを依頼されても、ヨシダさんのイラストはクセが強めだったこともあり、なかなか採用されなかったそうです。
そして、舞台を海外の企業に向けて依頼をこなしていた際に描いたイラストが、上記の写真のものだそうです。
テーマは黄色をメインに描いてくださいという、大まかなテーマだったので、これはヨシダさん向きのテーマだったそうですが、最初に描いたのは真ん中にいるスイカだったそうです。
テーマの黄色を忘れて、提出したところ、海外と日本の黄色は共通なのかと確認のメールが来たそうで、忘れていましたとパイナップルを描き足して提出したそうです。
現地に来てくれと言われて、決定したと思って行ったら、どんな人が描いているのか見てみたかったという理由で呼ばれただけで、結局採用はされなかったそうです。
クレイジージャーニーでフォトグラファーに
クレイジージャーニーで特集されたときには、実はまだフォトグラファーではなかったそうです。イラストレーターがスランプになって、気分転換に訪れたアフリカがターニングポイントとなったそうですが、まだ写真でお金をもらっていたわけではなかったので、職業ではなかったのですね。
しかし、Web上ではフォトグラファーと紹介されていたので、クレイジージャーニーで職業をフォトグラファーですか?と聞かれたときに、世間ではそう言われていますねと否定も肯定もしなかったら、フォトグラファーとして紹介されて、実際にフォトグラファーになったそうです。
アフリカ旅は大変で、スリ族のところに行くにも、飛行機で最寄りの空港まで行って、そこから車で3日ほどかかるそうです。
順調にいって3日なので、途中で牛の大移動などがあると、旅の日程が延びていくそうです。
ヨシダさんの写真の撮り方
少数民族に写真を撮らせてほしいということで、若い子を集めておしゃれをしてきてくれるように頼んでモデルを探すそうです。
もちろん謝礼を渡すことを事前に行っているので、自分を採用してほしくてアピールが激しくて蹴ってくる人もいるそうです。
しかし、そんな中この写真の彼は遠くから、ポージングして待っており、撮ってもらえるようにしていたそうです。さらには写真慣れしているのか、目線をくれと言ったら、このポーズにはこの目線だろと逆に怒られたそうです。
トゥアレグ族
トゥアレグ族との出会いも教えてくれました。
ちなみにこの逆光で撮る手法は、ヨシダさんの特徴ですが、RAW形式で撮って、Lightroomで色彩を上げてこの写真にしているそうです。
アファール族
アフロのアファール族ってかなりレアだそうで、アフリカの方はロン毛の男の人って狂っている人と認識されてしまうそうで、周りから殺されてしまうこともあるそうで、アフロって本当に珍しいそうです。
外国人が行ったこともない僻地に彼らはいたそうで、アフロに牛脂を塗って白くするのがおしゃれだそうです。
彼らの聖地で写真を撮ったそうですが、牛脂を塗って40℃を超える温度の場所を車で移動したら、牛脂が溶けて臭かったくだりがめちゃくちゃ面白かったです。
ちなみに彼がセンターで写真を撮っていたそうですが、途中で配置を変えるためにセンターを外したところ、膝から崩れ落ちてしまったそうです。
秋元康さんの気持ちがその時にわかったそうですよ。
オモマサライ族
この時点で15時までの予定のトークショーは15時30分をオーバーしていたのですが、オモマサライ族の話もしてくれました。
彼らのスケルトン姿は仮面ライダーのショッカーを思い浮かべる人が多いと思いますが、ムービーで見せてもらった姿は「イーッ」と叫んでおり、まんまショッカーでした。
質問コーナーも時間の都合上1人だけですが、答えてくれました。
予防接種をどれくらい打っていくのか?という質問だったのですが、黄熱病の1種類しか打っていかないそうです。注射で気絶するから最低限だけとのことでしたが、いや打ったほうがいいでしょ(笑)
そんなこんなでトークショーは終わりました。
1時間半があっという間に終わるくらい楽しかったです。
サイン会
私はサイン会は申し込まなかったのですが、物販の横でサイン会をしていたので、人が押し寄せてえらいことになっていました。
私は日めくりカレンダーを購入して帰りました。
他も見たかったけど、人がすごくて選ぶこともできなかったです。
まとめ
写真展でムービーも流れていたのですが、トークショーの後は人がすごくて見られなかったので、土日にもう1度見に行こうと思います。
今回発売されたHEROESはいいお値段しますが、少数民族を撮影するときに最低でも300万円、多ければ600万円ほどするそうで、さらにその写真をいい紙でいい印刷で出版したいという、ヨシダナギさんの希望で採用したから、そのお値段で、そう考えると高くないとのことです。
コメント